先日の基礎底盤検査の際に、同じく施工不良があったのが「防湿フィルムの破れ」でした。
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防湿フィルムは地中の水分を基礎に触れさせない役割を果たしています。

写真でもわかるように防湿フィルムに大量の水滴が付着しているのがわかります。
防湿フィルムが重なる場所はしっかりとテープで密閉し湿気を上げないようにしています。
しかし、型枠を組んだり、鉄筋を組む作業中にどうしても破れたりします。

せっかく密閉しているのに破れてしまっては効果も落ちてしまいます。
今回の検査ではこのような破れた箇所が多数ありましたので指摘させていただきました。
が、本来は底盤が60mm以上の厚さがあれば防湿シートまでは必要ないのですが、最近の住宅の基礎工事では防湿フィルムの施工が標準化されることが多くなってきているので指摘となりました。
今回の基礎も150mmありますのでこの程度の破れは問題ないのですが、図面には記載があるのでどうせするならしっかりと防湿対策を行ってほしいものです。